オオカミシェアハウス
こんなに藤澤さんに褒めてもらえる日がくるなんて…!
「母が料理好きな人だったので、色々教えてもらったんです」
「ふうん…あ、そういえばあんたの両親って何してんの?」
「へ!?」
ああ、そうか、さっき話したときは藤澤さん、いなかったんだ。
なんだか藤澤さんにも話した気でいた。
また話すのはちょっと面倒だなあ、と思いつつ、藤澤さんがこっちを見てくるので私は口を開く。
「もう2年前になるんですけど…」
そして、また自分の過去のことを話した。