オオカミシェアハウス
各自食事を食べ終えると、桐山さんの提案で観覧車に乗ることになった。
入谷くんも復活したし、高所恐怖症の人もいないし、大丈夫だろう。
私たちは観覧車へと乗り込んだ。
「うわー…観覧車って久しぶりに乗ったなあ…」
遠くに、海が見えて結構景色が綺麗。
「これが観覧車か…」
桐山さんは感慨深いように呟いている。
「観覧車長いから飽きるんだよね」
藤澤さんはつまらなそうに言うけれど、その瞳はちゃんと景色を見つめている。