現実は小説よりきなり
小説家として

まさかのピンチ







「あ~スランプだぁ~」

自室の机の上で頭を抱える私。


プライベートで色々有りすぎで完全にスランプだ。

空想的ないよぉ。



現在夜中の零時を回った所。

執筆が上手くいきません。

しかも、締め切り間近だと言うのに...。

どうすりゃ良いの?


「あぁ~こんなの初めてだ」

小説を書き始めて、こんなに何も浮かばなかった事は今まで無かった。

本気でヤバいよぉ。



琉希也君達と過ごすようになって、幾分かは嫌がらせも減った。

近くに居るから、この際よ~く観察してやるって意気込んで彼らを観察もしてる。


メモだって隠れてコソコソ付けてるのに、どうして何も思い浮かばないのよ。


イヤ、マジでどう言うこと?

小さなメモを取り出して、もう一度見てみる。


観察すればするほど、彼らはとても興味深い。

小説にもってこいのはずなのに、現在停滞中。


思うように文字が浮かんでこない。

来期の春に発売される予定のこの小説。

本気で間に合わなかったらどうしよう。


上手く行けばアニメかもって編集さんに言われてるのに、これじゃダメそうだ。


いやいや、本気でどうすんの?


テスト勉強とかも重なったからなぁ。

メンタルヤられたんだろうか?


小説書けないのは本気で困る。


「....だけど、今日はもう寝よう」

スマホをタップして入力画面をクローズした。


嫌々やったって良い物がかける訳ないしね。


明後日からテストだし、もう寝よ。


うん、それが良い。


寝てスッキリしたら頭をリフレッシュするだろうしね。



明日になったらまた良いアイデアおもいだすでしょ。


立ち上がって肩にかけていたカーディガンを椅子の背もたれにかけた。

よしよし、眠いし寝ちゃいますよ。


ベッドに入り込んで布団を被ると目を瞑った。



神様どうかお願いです、明日からはアイデアください。

しっかりと他力本願をしてから眠りの国へと旅だった。







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