舞姫
蓮司side

屋上に来たら女がいた

サラサラの金髪で金色の瞳、
スタイルは抜群・・・

煙草吸ってて顔立ちは大人びている

どこか近づき難い雰囲気をまとってフェンスに寄りかかっていた


一目惚れした・・・



近づくのも少し戸惑ってしまうぐらい緊張していた

勇気を出して俺はは声をかけた

蓮「おい、お前誰だ」

?『・・・』

蓮「・・・」

?『人に名乗らせる前に自分から名乗るの
が普通でしょ』

昴「え?僕たちのこと知らないんですか?」

?『は?なんで私が興味もないやつのこと
知ってなきゃいけねーんだよ』

蓮「・・・」

やっぱり見とれてしまう

昴「この学校で俺らのことを知らない人な
んていたんですね・・・」

玲「つーか、ここに入ってくる奴らはは大
体俺ら目当てだけどな」

蓮「あぁ」

やっぱり綺麗だ色白で
でも弱々しそうじゃない

だけど綺麗な金色の瞳には闇がありそうで
ほっとけないと思う

俺のこの手で守ってやりたいと思う

俺の・・・




―――――――俺のモノにしたい




そう思った


?『自意識過剰にも程があるでしょ』

玲「なっ!」

昂「玲於、落ち着いてください」


それから昂、俺、玲於、棗の順で自己紹介をした

そして女も

『私は藍沢幸華
よろしくしたくないからあまり関わらな
いで。
じゃあ・・・』

そう言って屋上を出ていった


まぁ、棗は玲於が名前を言ったんだけどな

棗は、俺らにも分からねぇが
何か闇があるらしい・・・

俺らとも話してくれるようになるのに1年かかった

話してくれるようになっても
棗が持っている闇を
明かしてくれはしなかった

でも、あの幸華っていう女なら

“棗を変えてくれる”

そう思った


蓮司side END




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