愛しき日々へ




「獅子神様は…失礼ですが女性の方でしょうか?」

「あぁ、そうです。」

驚いた。ここにも一発で分かる人間がいた。

「あぁ、よかった。男性と聞いておりましたがどうも骨格が女性の物だったので。どうか失礼をお許しください。」

骨格って俺いまいちよくわかんないけど分かる人には分かるんだな。

「きっと烈が男と言っていたのでしょう。女子制服は?」

「一般的なサイズはご用意しております。
細かいサイズは試着した後に仕立てますので。」

あぁ、なるほど。

俺は父親からも男として認識されていたらしい。

そう思いつつ渡された制服を隣の寝室に移動して着てみる。

白いブレザーとプリッツスカートに黒のシャツ。

ワインレッドの落ち着いた色のネクタイとリボンは多分どっちでもありなんだろうな。

袖とブレザーのラインは黒でボタンは金色のその制服はまさにお嬢様っていう感じだ。

というか汚れとかすごい目立ちそう…。

そう思いつつ着替えて部屋に戻ると他の三人も集まっていた。



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