本当の私と恋
幸樹さんは車を発進させて、到着したのは海だった。
大きな橋にライトアップされてとてもきれいな場所だった。

「美咲。
 ずっと会えなくてごめんな。
 俺もずっと苦しかった…
 メールすれば声が聞きたくなって…
 電話すれば会いたくなった。」

『幸樹さん…私もです。
 会いたかった…』

私たちは、一週間会えなかった分を取り戻すかのように触れ合った…

寂しくないと言えばうそになる…
それでも、幸樹さんはなんとか仕事都合をつけて私に会いに来てくれた。
その事実だけで私は十分に満たされた。
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