あたしは兄を探しています。
幼馴染みと総長さん。
アパートの階段を軽やかに降りて行く、あたし。
下から三段目に差し掛かって、階段から思いっきり飛んで着地する。


ふっ…、決まったぜ。



「おいおーい、茜さんパンツ見えちゃいましたよー」

そう言ってコチラにダルダルと歩いてくる男。

「金取るぞ」

「おいおい、オメェのイチゴちゃんパンツにはそんな価値ねぇだろが」


えっ、…本当に見られていたとは。
冗談だと思っていたのに、まじで丸見えだったのかよ。

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