28才の初恋

1-7

「か、課長……その髪型は?」

 橋本が驚いたように聞いてくる。
 昼休みが終わる前に、と急いで洗面所でやってきたんだけど……やはり目立つか。

「く、首元が暑かったのよ……それだけ、それだけなんだからねっ!!」

 橋本は「は、はあ……」と言いながら取引先の資料を私の前に広げる。
 朝に提出されていた資料の細かい直しを指示するために私のところに来ているからだ。
 視線がチラチラと私の頭上に向かうのは分かっているが……やはり気になるか。
 いや、似合わないだろうなー、とは思ってたんだけど……大樹くんが言ったんだもん。

「そうですね、ツインテールって可愛いですよね」って。
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