あの丘の上で【下】


「…行こう。」


藤井くんは、私の手首を握って走った。


私は琴ちゃんの手をぎゅっと握って琴ちゃんを引っ張る。


「もうすぐで休み時間だから、急がないと教室では見つからないかも!」


そう言って、何も聞くことなく走ってくれる藤井君。

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