あの丘の上で【下】


「お母さん…」


その声は、ゆき姉ちゃんのものだった。


声を出そうとすると、今度は父さんがそれを止めた。


「お母…さん…」


花を置いたのか、カサッという音がした。


「ごめんなさい…」


その言葉に、拳にぐっと力がはいる。

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