君と星空の彼方
☆seventeen☆獣剣学園
…また、闇?


目を開けた感覚があるのに関わらず、目の前に広がるのは闇。


『………ホシノ。聞こえるかい』



………また、あの声だ。

なんか嫌なの、聞きたくない。



『拒まないでくれ。

僕はやっと近いうちに君に会えると楽しみにしているんだよ』


…………え?


なにそれ、怖い…


耳のそばで言われてる気がして、ゾクゾクッと寒気で背中がおかしくなる。


『僕はいにしえの祭りで待っているよ。

邪魔者もいない、君と私はやっと出会えるんだ』



怖い……怖い……!


逃げたいけど、足がガクガク震えて動かないし、闇の中足を動かしたらきっと転んでしまう。

私はただ自分の身を守るようにだいた。




『前も言っただろう、運命は決まっているんだ。

僕が闇から引きずり出して、君の運命を決めて上げよう』



耳に響くその声に私は動けなくなっていた。

怖い…誰か、助けて……



『ホシノ、君は私のむす…っ』



まただ。


プツンッとテレビが消えるような音がして、本物の闇になった。





「お前を絶対に、守るから…」




たださっきより優しくって、とても心地よい声が聞こえた気がした。





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