気づけばキミと恋に落ちて
とは言ってみたものの、留里ちゃんの目が疑ってる。


でも、すぐさまいつもの笑顔になり、ホッとすると。


「わたし、不倫は好かないよ」


小さな声でボソッと言ったのが聞こえ、慌てて留里ちゃんを見た。


「ま、待ってくださいっ‼︎わたし、ホントに宗ちゃんとはなんでもなくって。その、あの……」


年甲斐もなくモジモジしていると、留里ちゃんがわたしの顔を覗き込んできた。


「どうした?」
「あ、っと…わたし、好きな人…っていうか気になる人いるから…」
「えぇっ⁉︎好きな人っ⁉︎」
「ちょっ、留里ちゃん‼︎声っ‼︎」


留里ちゃんにだけ、留里ちゃんになら、と思って打ち明けたのに…。


言うタイミング間違ったよね、ゼッタイ。


目線だけ、ゆっくりみんなを見れば、ホラ、全員と目が合う…。


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