このよでただ、独りだけ
旅立ち

コゼット、15歳

コゼットは両親の反対を振り切って最高学校からの推薦を蹴った。

コゼットとて馬鹿ではない。

むしろそんなところから推薦が来るほどには賢かった。

馬鹿ではないからギーとアレクシアに会う望みがどれほど低いかも知っていた。

それでも、諦めきれなかった。

ギーはとっくに死んでいるかもしれない、アレクシアは吸血鬼に喰われてしまっているかもしれない。

だけど、探しに行きたかった。

会えなかった事により美化されているのは否定できなくともギーは最高に格好いい男性になっているだろう。

アレクシアのほうが私より推薦に値する頭脳を持っているのだから。

そうしてコゼットはその日の夜ずっと準備をしていた荷物を背負い、両親の寝静まる中家を出た。
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