このよでただ、独りだけ
アレクシアが戸惑ってぎこちなく頷くとコゼットは飛びついてきた。

「アレクシアっ!?本当にアレクシアなの?探したんだから!何処にいたの?」

強く抱きしめられて面食らったアレクシアも少し遅れてコゼットの背中にそっと手を回す。

「ごめんなさい、コゼット」

そして二人は強く抱き合う。

長い年月の隙間を埋めあおうとするように。

言葉では語れない何かを語り合うように。
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