ナミダ
みなみさんち



「こんにちわ〜」



大きな声が響き渡った



その声を聞き奥から60くらいの女の人が出てきた



「あらあら、こんにちわ
どうかされましたかね?」



と言い笑っていた



「今日からこちらにお世話になります
羽鳥純です


事前に連絡があったと思うんですけど…」



そう言い笑い返す
そう聞くとその人は思い出したとでも言うように何度か頷き言った



「羽鳥さんとこのお孫さんだったよね〜
大丈夫大丈夫聞いてるよ〜
ほら、入って入って


えっと…確か名前は
純君?であってる?」



「はい、純です」



その時の私の格好は兄の服だった



< 1 / 72 >

この作品をシェア

pagetop