放課後は図書室で甘い時間を



ナイフを持って、私に詰め寄るめいちゃん。


……こんな事…初めてだから…どう対処すればいいの…。


私の方が不利じゃん。


…私…このままめいちゃんに……、


ダメダメっ!!!!
そんな事考えちゃダメっ…!!


「いいわ……その怖がる顔…。」


……めいちゃん…。
今の彼女は…めいちゃんじゃない…。

そんなに……そんなに日向が欲しいの?

何でそんなに日向に執着するの…?



怖くて、脚が動かない私に詰め寄るめいちゃんとの距離は、1メートル程。


………助けて…日向……。


心の中でそう呟いた時。

屋上の扉は勢いよく開かれた。







日向……?






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