放課後は図書室で甘い時間を



「うっ……ふっ……ひゅっが…っ…」


それでもいいから私は日向のそばにいたかったよ。


……大好きなんだもん…。


あの大空の最後のページの言葉…。

日向からのメッセージだと思った。


……幸せになって…か…。


「ひゅ…が…っ……。」


日向の事を忘れる…か…。


「ひゅ……ぅ……がぁ…っ…ひっく…」






そうだね…。



日向のいう通り、私はもう日向を忘れて、新しい人生を歩めばいい。


新しい人と一緒になって、日向との楽しい時間を思い出のひとつにすればいい。









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