放課後は図書室で甘い時間を


「じゃぁ、そろそろお昼休みも終わるし解散とするかっ。

じゃぁ、放課後ね。」

「あ。…はい。」


私たちは、お弁当箱を片付けた。


…何かちょっとだけもやもや取れた…。
自分で見極めれるように…。


片付け終わり、私たちは図書室を出ようとした、


その時。


「あ…。」


先生がそう小さく呟いたかと思うと、私の腕を引っ張ってぐいっと先生側へ私を引き寄せた。


「えっ…ちょっ…?!」


重なる先生と私の唇。
だけど、すぐに離れてしまった。


「…何か、桜ちゃん可愛くって我慢出来なくなっちゃった。」


お日様みたいな笑顔で私を抱き締める先生は、どこか嬉し恥ずかしそうな感じ。


…これは、先生のアタックなのか…。
それとも自然にやった事なのか…。


心臓に悪いから、あんまりドキドキさせないでほしいよ…。




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