放課後は図書室で甘い時間を


「「ひゅーがせんせーいっっ!!!!!!」」


やば…。皆の反応やば…。

ていうか、何で榎元先生が…。
女子の皆さんは嬉しそうだけど、私は、
ちょっと…何て言うか…


…気まずい、っていうか…。


「何か、担当の先生が出張でいないから、俺が代わりに来た。

…って言うことで、自習ねー。」



笑顔の先生。キャーキャー騒ぐ女子。
何か、「遊ぼーぜ。」とか「ひゅーがっちのプライベート大暴露会やろ!!」とか言ってる男子たち。


はぁ…、元気だなぁ…。


「あははっ、大暴露会かぁ。ん~…、質問してくれたら、答えるけど。

皆、今日はそれで遊ぶ?」


「「遊ぶーーー!!!!!!!!」」



先生についての事となると一致団結しちゃう私のクラスメート。



「遊びたくない……。」



そんな私の呟きは、皆の大きな声によって虚しくかきけされる。



……結局、

「先生に何でも聞いちゃってOK!!答えなかったら×罰ゲーム×」

と付けられたその遊びは、実行される事になった。



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