春風にのせて伝えたい...
キルシュ:ハァ.......
ずっと笑顔でいるのは疲れたな....

そう呟きながら
壁によりかかり窓の外を眺めた....

キルシュ: ....あ...あれって....

窓の外を見ると雪が降り積もっている

キルシュ:あれは....なんなのだろう..

ヨンシ: ....そこで何をしているんだ....

キルシュ:え....?

誰も居ないと思っていたので
少し驚いて声のする方を振り返った
そこには雪のように白い髪に赤い瞳をした
青年が立っていた

キルシュ: あ....あれをみていたんです

窓の外を指さし彼女は答えた

ヨンシ:あれ...あぁ雪のことか

キルシュ:ゆき?雪というのですか?

ヨンシ:あぁ....雪だ...みたことないのか?

キルシュ:はい....私はエアルから
出たことがありませんでしたから
あの...あなたは....?

ヨンシ:そうか...エアルの....
あ....あぁ...ヨンシだ
先ほども雪を見ていただろ...見に行くか?

キルシュ:え...?!なぜそれを....

ヨンシ:窓からみかけた..で、見に行くのか?

キルシュ:見たいです!

ヨンシ: ....こっちだ

二人は庭へと向かった


< 13 / 24 >

この作品をシェア

pagetop