【短編】オレの契約オンナ
「拓真!!」
拓真は私の言葉などは気にも止めずに
ベラベラと話出した。
「だから!!南にもう触るな」
拓真ー!?
これには三人も食いついた。
そして・・・・クラス全体も・・・・。

「南はみんなのものだよ!!」
最初に玲君がこの沈黙を破った。
「玲君・・・・・」
「ついでに言って・・・・・
南はオレのものでもある!!」
玲君ーーーーー!!!
あんたまで何言ってんのー!?

「何言ってんだ~!?玲」
今度は祐太君が言った。
「南はオレのものだよ!!」
いきなり祐太君が言った。
「絶対オレのもの!!」
しかも決め付け!?

「南はオレのもの!」
きっぱりと言ったのは隆だった。
「隆・・・・・・・」
「拓真・・・だっけ?
お前なんかに南は渡さないからな」
隆はそう言って教室から出て行った。

「隆・・・!」
私は知らず知らずに隆を追いかけていた。

隆を追いかけている内に
私は知らずに屋上に来ていた。
「あれ?南」
「隆・・・・・・・・
どうして教室を飛び出したの?」
「南こそ・・・授業だろ?」
「隆の様子が気になって・・・・・」
隆はそれを聞くと顔を赤くした。



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