奇跡の歌姫【上】



すると、私の肩口に顔を埋めていた咲ちゃんが、ばっと顔を上げた。



「良かったね、愛歌!良かったよー!」



まるで自分の事のように喜んでくれる咲ちゃん。



「うん、良かった!」



本当に、良かった!


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