カッコイイオトコ
「ふむふむ」

私は頭の中にメモ。

「おかずは?」

「定番だと玉子焼きとか? カラアゲとか、かな? でもマユ……あんた料理出来ないんじゃなかった?」

「うん」

「じゃあサンドイッチだけにしておきなさい。失敗のないよう」

「うん、分かった」

力強く頷く私を見て、ハルカは微妙に心配顔。

「ねえ……その人、ホントにいい人、なんだよね?」

「うん! だってピーさんの絆創膏だもん!」

「ピーさん持ってたからっていい人とは限らないでしょ。聞く限りでは、何か怖そうな格好してたみたいだし……変な男に引っかかったら大変だよ? マユは今まで男と付き合ったことないんだから……騙されやすそうで、心配だなぁ……」

ハルカ……

私のこと、心配してくれるんだね。

ありがとう、優しいハルカ!

でも大丈夫だよ、あの人なら……

あの人……

あれ?
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