特別なお客さん。〜あなたとの距離〜

2.ドキドキする男友達。

ここ最近、卒論のことで毎日大学へ。

ゼミのメンバーや、香織も来ていた。


「心奈、お昼どうする?学食行く?」

「うん!学食行きたい〜!」

「じゃあ、もう少ししたら食べに行こ!」

「おっけい!」

卒論のために一日大学にいる、というのも珍しくなくなった。


「お腹すいた!香織〜行こう〜!」

「はーい。」

私はしっかり者の香織にいつも甘えている気がする。


「で、どうなの?前に言ってたあの人。」

「!!……ゴホゴホッ…!」

食べてる最中に急に聞かれるものだから、思わずむせてしまった。

「ごめんごめん、水でも飲みなさい。」

「あ、ゴホッ…、ありが…と。」


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