特別なお客さん。〜あなたとの距離〜

3.噂の男友達。

西村さんと美咲ちゃんから大原くんのことを聞き、余計に意識しそう。


とか考えながらも、その日のバイト終わり。


「「お疲れ様です。」」

「お疲れ様〜。」


と2人と別れ、私は大原くんを探す。

『じゃあ待ってるよ。』
って当たり前のように言ってくれた。



私と大原くんって、男友達ー女友達って関係だよね?今。

私にとっては好きな人だけど。

大原くんの気持ちはわかんないし、少しは期待していいのかな?とか思ったりはするけど…。


ぴたっ。


と急に頬が温かくなる。


「え…」

見ると、頬に温かい缶が。


「お疲れ様。」


その声のする後ろを向くと、立っていたのは大原くん。


「お、お疲れ様…。」

思わず照れてしまう。

さっきまで考えてたってのもあるし、この近い距離で大原くんに見られると…。

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