今日から俺の妹な。
「…先輩?」



「っあぁ、」



いきなり押し黙った俺に不安そうな瞳を向けてくる凛。



…そういうのがいけないんだっつの。



きっと凛は無自覚なのだろうが、今、完璧といっていいほどの上目遣いで俺



を見ている。



っと、いけね。



話題を戻さないと。



「…凛ちゃん」



「はい」



女の子の嫉妬心ほど恐いものはないからね。



今日1日で、凛にも色々あったみたいだ。



お友だちの美麗ちゃんと仲良くお喋り、はいいんだけれども。



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