Baby boo!

「なんで?」

「なんで?そもそも俺に対するその妄信的な好意が謎過ぎるんだけど。それ多分恋愛の好きとかじゃねぇから、早く目覚ました方が良い。俺にそういうの求めてられても答えられないから他あたれ」

「どうして彰人さんは恋愛しようとしないの?」

「そもそも、結婚願望ってのがないし。別に、社会的にも精神的にも自立してるから支え合うパートナーって言ってもピンとこないっていうか。一人で生きていけるし、相手がいてもこっちの重荷になるだけというか」

「寂しい人!寂しい人生!」

「あ?俺は一人が良いんだよ。気楽で。まぁ強いて言えば社会的にも精神的にも自立していて、間違っても今日みたいに交番のお世話になるような奴はごめんだね」

分かったら大人しく出てけ、とせっつくようにベッドの中から追い出した。

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