海の花は雪・2
ほぼ朝帰りの山形さんに、自分は学校に行くけど、どうしますか?と、たずねると『今日は休むよ…』と返事がきて…

深谷君と修子ちゃんは来ていましたか?と、たずねると『来てたよ〜』と答えが返ってきた。

「う〜ん、何か出遅れた感…ムリしてでも、来れば良かったかな〜う〜ん…」

腕を組んでうなると、昨日15時間近く爆睡してしまった事を悔いた。

「ま、いっか…」

オレはあっさりあきらめると、そのまま寝転んだ。

ひんやりした畳の感触が、気持ちいい…

目を閉じると、おとといの夜に山形さんから聞いた話が、ふと思い浮かんできた。

「…フレアとロイズは、異母兄妹だったんだよ…か〜」

正直驚いた…けど、それほどショックを受けたつもりはなかったんだけど…う〜ん…

「…つまりオレと深谷君は、兄妹って事か〜う〜ん」

う〜ん…まさかこれが、前世を思い出さない理由なのかな〜?
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