金木犀の手紙



金木犀、聞いたことのないものの名前を言われ首を傾げる双子。するとお母さんは庭のある1点を指差しました。



「あの、黄色くてちっちゃいお花が沢山付いてる木よ」



「……あ」



「あ…っ」



お母さんが窓を開けると、たちまちクッキーよりもケーキよりも甘い、いい匂いが室内を満たしました。



「……たからもの、みつけた!」



「きんもくせい! いいにおい!!」



ふたりはお互いを見て楽しそうに笑うと金木犀の元まで駆けていきます。



その姿を、双子の両親は何処か微笑ましげに見ていました。



-End-



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