わがまま女を愛して/頑張り男を見つめて




でもある日のことだった






お前と久しぶりに買い物をした時




買い物というよりその辺ぶらぶらして



面白いのあったら一緒に笑って




そんなことがしたかった




誘ったのは俺だ




でも思ったより面白いのなんてなかった



それと共にお前の笑顔も次第に




不満そうな顔になっていた




これはまずいと思って俺は無理してでも楽しい雰囲気を出したかった




これで遊べるじゃん、あれ見てよ
楽しそうじゃね




そんなことをしてもお前は笑ってくれなかった




こんなこと初めてだ



お前が楽しいと俺も楽しいのと一緒で


俺が楽しいとお前も楽しいと思ってた




違ったのかな?





お前は笑ってくれない




終始不満そうだった




帰りたい




を連呼していた





俺も我慢できなかった




じゃあ帰る?




俺が聞いた




あなたが決めて




お前は言った




帰りたいを連呼してたんだ



なら帰らせてひとまず休ませよう



そしたら今度会った時にまた別のことで楽しもう




それも俺の間違いだったのか




俺が帰ろうと言った時




お前は俺と口を聞いてくれなくなった




何を怒ってるの?




別に怒ってない





明らかに様子がおかしい




じゃあね




そういうと見えなくなるまで見送ってくれてたのに



お前は背中を向けて歩いて行った





こんなに切ない日はなかった






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