わがまま女を愛して/頑張り男を見つめて




そして試験当日




お前は早起きして電話をしてくれた



それは前日の事を忘れさせてくれるほど嬉しかった



だから俺は頑張れた



お前が他の男と会おうとも


結果を残して頑張ったことを見せて
お前を見返したかった



試験が終わる



午前中に終わったためいち早くラインをした



送ったのは11時




今頃お前は遊んでいるんだろう



ただ会うだけだ



楽しくなくなったら帰るだろう



昼くらいには返信が来ると思っていた



それが夕方になり


そして夜になり




俺が楽しませなかっただけで不機嫌になって帰ったくせに



他の男とは夜まで遊ぶのかよ




俺はついに不満を抱いてしまった



初めての不満だ



それと同時に不安もある




そして夜の11時



やっと返信が返ってきた



その最初の一言だ




「お酒飲んできて楽しかった」




俺は不安の方が先走った



なんでお酒飲んだの?
何もされなかった?大丈夫?




心配にもなる




体目当てで近づいてた男だから



「何もないから大丈夫」



何もないならいいんだ
その言葉を信じていた




「あなたは私を信じてないよね」




急に言われたことだ



なんで?そんなことない



すぐにそう返信した


しかしお前はこう言った



「私は何もする気もされる気もない
なのになんでお酒飲んじゃいけないの?」



さすがに俺も我慢の限界がきていた




俺が頑張ってる時に何してんの?



それで体目当てのやつと酒飲んで
それで楽しかったとか



お前の中の俺はそんなもんなのか?



彼女だろ?しっかりしろよ



もっと俺に思いやり持てよ




そうするとお前はこう言った



「どうしてそういう言い方しか出来ないの?




思いやりがないって言われて傷つかない彼女は居ない




傷つくほどあなたを思ってる



そんな言い方しか出来ないあなたの方が思いやりがない」






また俺のせいだった





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