海辺で恋するシンデレラ ~ Side story ~
ティラミス・ラブ

出会いは悲鳴と共に


俺は、旧友の藤堂波瑠(とうどう はる)と一緒に

いつも行く砂浜近くの通りを歩いていた。


飲み会の帰りともあって、二人ともほろ酔い気分。

居酒屋を出たのが、二十一時半を回っていたから

二十二時近くだろうか。


海辺近くは人通りもなく、静かな波の音だけが聞こえてくる。

そんな中、俺たちは冗談を言い合っていた。


だって波瑠の顔には想い人である、サンゴちゃんに会いたいって書いてあるんだから

からかいたくもなるって。


サンゴちゃん……神崎海桜(かんざき みお)

海の桜、と書いてサンゴとも読むから

俺たち仲間の間で、サンゴって呼んでいる。


彼女は、この浜辺にある Heart reef Café でアルバイトをしている

二十四歳の笑顔が可愛い女の子だ。


< 6 / 124 >

この作品をシェア

pagetop