お前を好きになって何年だと思ってる?
パタンと扉が閉まって、

続いて冬夜が隣の部屋に入った音が響いた。

な、なんだったんだろ…。

自分の胸に手を当てる。

ど、ドキドキなんかしてないもんね!

冬夜にドキドキなんて!

もうオーマイガーだよ!

私は布団に潜ってさっき冬夜に触れられた髪をそっと触る。

ドキドキ…なんて…

私はきゅっと髪を握って目を瞑った。
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