お前を好きになって何年だと思ってる?
あいつは…意識するどころか

どんだけやっても俺の気持ちに気づかない。

ったく、鈍感にもほどがある。

それに今回は武田と噂になってるとか…

マジありえねぇ…

屋上の扉が開いて親友の圭斗が入って来た。

「冬夜」

そう言って近づいてきて俺の隣に並ぶ。

「…碓氷、別に付き合ってないって」

…知ってる。
< 136 / 464 >

この作品をシェア

pagetop