お前を好きになって何年だと思ってる?
美愛は私の返事を聞いて肩をすくめた。

「親子揃って…」

葵君がそう言ったけどもういい。

これ以上娘の前で鈍感鈍感って言われたくないもの。

「じゃ、じゃあそろそろごはんにしましょう?」

「賛成!手伝うね」

美樹がそう言って立ち上がったので2人でキッチンに入って用意をはじめた。
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