好き…だからっ‼︎

律「幸…斗……」

幸斗が…俺に告白をしてくれている。

なら、俺はそれに答えなければいけないはずだ。
しっかり伝えなければいけない。

幸斗の気持ちには答えられないということ…

律「幸斗。俺……幸斗の気持ちには答えられない……でも、俺も藍さんも…幸斗とずっと一緒にいられる事を望んでる。
だから…だから、離れないでほしい」


そう。3人で過ごす時間が幸せで楽しいんだ。
だから、その関係を壊したくない。
でも、幸斗の気持ちには答えられない。

藍さんが…好き…だから。

幸斗「律……」

律「幸斗…?」

幸斗「言われなくてもそうする。でも、お前と藍ちゃんが別れる事を望んでるのは確かだ」

律「幸斗…」

幸斗「どんな手段を使っても…別れさせる」

_____________
_______________
__________________

その後俺たちは口もきかなくて…
目も…合わせなかった

藍「あっ、律くん。幸斗。遅くなってごめん。まだ、時間あるからまわろっか」

律「……」

幸斗…


幸斗「そうだな。どこ行きたいんだ?律」

えっ……

律「えっと…」

俺はひどく困惑した。もう、笑顔を見せてくれないと思っていた。
幸斗も…この3人の関係を崩したくないんだ…。



律「とりあえず、片っ端からまわろう‼︎幸斗‼︎藍さん‼︎」

幸斗・藍「りょーかい」

俺はとてもホッとしていた。
それと同時に幸斗が俺と同じ気持ちだったと喜びも感じた。

ただ、この時の俺はひどい勘違いをしていたのだと…




後になって思い知らされることになる。
< 14 / 19 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop