こころの温度差

そして、
ボロボロになった顔に、
ファンデーションを塗って
何となく取り繕うと、
披露宴会場に戻った。




「もう、いいのか?」

いきなり声を掛けられておどろいた。

そこにはビールの入ったグラスを持った
修と顔だけそっくりの
新井先輩が立っていて、
心配そうに私の顔を覗きこんだ。
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