なつかしい日曜日

「ねぇ、お父さん。」


私は
一つだけ武器があった。


あの背中を振り向かせるための
武器が。


これは
必ず勝てるもので、
私はこの武器が大好きだった。





今日も
その武器を使おうと考えている。


なんせ今日は、
日曜参観の後に部活があったのだ。

つまり、
疲れたのだ。


だけど、
勝負には勝ちたい。



…ならば、
楽に勝つ方法を使うしかない!!






「ねぇ!お父さん!!」




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