Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪
「わかった。
わかったから、離れて」
「そんなに嫌がらなくてもいいんじゃないの?」
言いながら、怜士はあっさりと身を引いた。
解放感に深々と息を吸いなおす。
「この香水、こだわってないから、あなたが嫌いなら変えるけど」
「ええと。
別に嫌いな香りじゃない」
怜士自身の香水だったのか。
うっかり鎌をかけたら、とんでもない目にあった。
キスしたことは意図的に忘れる。
「あ」
珍しく、怜士が短く声を上げた。
今度はなんだろうと、視線を向けると、にやっと笑う。