Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪
「でも、問題は予算だろうな」
「だよねえ」
宮内の仕事でいくつかの法人の理事会に出席するようになって、必ず言われるのが財源の厳しさだ。
「もうちょっと具体的に内容を練って、経費についても調べてから、事務長に相談してみるか」
「うん。
ありがとう」
麗華がにっこりと笑うと、匠は嫌そうな顔をした。
「あんたのこと嫌いだけど、仕事とは別だから。
そこまでガキじゃないんで」
「どうも」
麗華はにっこり笑いかえしてやった。
それを見て嫌そうに鼻にしわをよせている。
だが、もうあまり気にならない。