Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪
あのパーティーで久々に再会して。
一目見た途端、冷静さを欠いて自分を見失った。
無謀な行動だったのに。
道理で、ビジネスの場で“若造”と罵倒されることがあるわけだ。
とっくに自分中の若さなど枯渇したと思っていたが。
怜士はしばらく握りしめていた拳を開くと、携帯を手に取った。
「宮内?」
久々に苗字で呼ばれて、麗華はしばし返事が遅れた。
「今泉?」
結局、名前で呼んでくれたのはあの時だけか。
怜士は苦笑した。