Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪


「やっと一息ついたから。
 悪かったな。
 ほったらかしで」


怜士はベッドに腰を下ろした。


「別に大丈夫だったよ」
「ああ、あなたはそうだろうね」


言葉が通じないながら、陽気にコミュニケーションをとっていただろうと、想像がつく。


ここのスタッフの男たちと。


リゾートアイランドを貸しきったので、他の男性客はいないが、スタッフはいる。


その点を見落とした自分に、なんだかふつふつと怒りが沸いてきた。


さっきもビキニ姿のまま帰ってくるし。


ちゃんと覆って来い。


これだったら胸とか腹とかにキスマークをつけとけばよかった。


麗華はなんだか不穏な空気を察していた。
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