Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪

「麗華は、いい加減、あの男の事を忘れたら?
 いつまでも引きずってないでさ。
 次に行ったら?」


軽い口調だが、美和が心底心配して言ってくれるのがわかるので、言い返さなかった。


なんせ今まで何も言わず、今日初めて怜士の事に触れたぐらいだ。


「恋って、さ。
 この人としようと思ってするんじゃないじゃない?
 落ちるんで。
 美和だってピナちゃんに落ちたんでしょ。
 私は別に今泉のことを引きずってない。
 いい男といい時間過ごしたなって、思い出になってる。
 次に落ちる男と出会わないだけ」


美和の本気がわかって、まじめに答えた。
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