予想外の恋愛
それぞれの出会い




「…本気でなんなんですか」

「は?それは俺のセリフだろ」

「いい加減にしてくれませんかそこの最低男」

「お前こそいい加減にしろよこの魔性女」




ああ言えばこう言う。まさにこれ。



なんで毎回毎回こんな無駄な言い争いをしなくてはならないのか。

しかもこの馬鹿男と。



「つかお前肩から足生やしてんじゃねーよ。何その太い腕。前足?お前って四足歩行だったの?」

「わかったもう許さん。あんたのコーヒーにだけ下剤たっぷり入れとく」

「おまっ…それは卑怯だろ!」

「言っとくけど並大抵の量じゃないですよ。もはやコーヒーがメインじゃなくて下剤がメインになるぐらい入れてあげますので」

「お前はそんな奴だったのか!見損なった!今までも最低な女だと思ってたけど改めてやっぱお前無いわ」

「どうとでも言ってください。痛くも痒くもありません」



そろそろ疲れた。
早く切り上げて帰ろうと荷物を持つ。





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