歌姫



遇side‥。


選択だるい。

ということで祐樹とさぼり中。

でも選択は科学。

科学の先生はだるい。(むちゃくちゃ)

だから遠回りして向かうことにした。

教室出る頃には

もう15分過ぎてんだけどね。笑



……。•♬*……。•♪*……。•♬*

ずっと憧れていた

だけど追いつかない

理想の自分は遙か遠く

がむしゃらに頑張り

それでもどうしようもなく違って

でも前に進めてた本当の自分。



諦めないで努力すれば

近づく気がするんだ

前に向かってヒカリが射すから

ヒカリが照らす未来をただ信じて進む


本当は気づいてるでしょ?

自分の力に。





ーーーーーーーーーー

音楽室…。


思わず足を止めて

聴き入ってしまった。



あの子の歌声だってすぐにわかった。


だってこんなにきれいな声の人

ほかにはいないだろ。


「歌うまいねー莉音」

りおん?

「今歌ってた子?」

「そー!あの茶髪のふわふわした子ー!」


あ…。

あんな表情して歌ってたんだな

幸せそうな顔。




あの歌声で

あの表情で

ギターもって

俺の目の前で歌われたら




やばいな。




……。•♬*……。•♪*……。•♬*……。•♪



勇気を出して一歩踏み出せば

変わる気がするんだ。



諦めないで努力すれば

近づく気がするんだ





ここにはいつもヒカリがあるから

ヒカリが照らす道をただ真っ直ぐ進む。


前に向かってヒカリが射すから

ヒカリが照らす未来をただ信じて進む


本当は気づいてるでしょ?

自分の夢に。

自分の力に。







あぁ…綺麗だ。

君の茶色い髪も

君の表情も

君の歌声も

君のギターの音も


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