王子様はオオカミ君!?

『えっ!?ちょっ!?どうしたの!?』

「だって…だって…」






あたしの目からは涙が零れた。
怖くて…
Hするのが怖くて…

『ゴメンゴメン!冗談だから冗談!』

亜紀が焦っている。
きっと女子の涙をあまり見た事が無いから。
亜紀はこの学校のボスだしあたしが出会った人の中でダントツでエロいけど…
亜紀だって…
亜紀だってこんなに焦ったりするんだ…

「何か…ゴメンね?」

あたしは何故か亜紀に謝った。
絶対に亜紀の方が悪いのに…
あたしは焦っている亜紀を見て、何だか不思議な気分になったんだ。

『いや…俺の方こそゴメンだよ。泣かせちゃったし。』

亜紀はシュンとした顔をしていた。
何か可愛いかも。
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