王子様はオオカミ君!?
「りーんごっ♪」
『きゃあ!?』
俺はさっきの言葉が嬉しくて、林檎を後ろから抱きしめた。
「んー♪林檎いい匂いするねー。」
…バシッ!
えっ?何?俺今林檎に殴られたの?
全然痛くは無いけど…何だか傷つくんだけど…
『こ、ここ教室だよ!?誰かに見られたらどうするのっ!?』
なるほど、そういう事か。
林檎照れてるんだよね?
俺を軽く殴ったのは照れ隠しなんだね?
「見られてもいーの♪そしたら付き合ってるって言えばいいしね。」
そして俺は林檎の耳元で囁いた。
「俺と付き合って。」