秘め恋*story4~病室で…~




私が理解するまでに、先生はどんどん私を追い詰めていく。




「せんせ…好き…?」



「悔しいけど、どんどん美奈に惹かれてる。
…小学生だったのに、」




そこまで言うと、先生の指が私の頬を伝い、唇に触れた。




「こんなに俺を夢中にさせる女になった。」



「せんせ…」




どうしよ。先生の顔は、誰よりも艶っぽくて色っぽい。



私なんて、足元にも及ばないくらい。





「美奈。」



「ふぁい?」




私が返事をすると、先生の顔がもっとグッと近づいた、と思ったら…………





「熱、上がるだろうけど…キスしていいか?」





幻聴?ん?




「き…す?」




疑問符つきの私の顔を見た先生は、
フッと笑みを浮かべて、囁いた。




「まぁ、拒否権はないけどな。
今まで、俺に我慢させた罰だ。」



「…んっ。。」




そして、熱い唇が降ってきた。


もう、私………だめです。。




先生のとろけるようなキスの途中、私は意識を失うように夢のなかへと落ちていった。




ーーーーーーーーー




まぶた越しに眩しさを感じ、ゆっくりと目が覚めた。



朝だぁ。



「美奈ちゃん?大丈夫??」



「あ、大下さん。。」




声がした方向を見ると、大下さんが心配そうな表情で立っていた。



まだ少しだるい体を起こした。
駆け寄ってきてくれた大下さんに支えてもらってベットへ座った。




「大下さん、昨日はありがとうございました。
助けていただいて。本当に助かりました。」



「もう。びっくりよー。酔っぱらいかと思ったら、美奈ちゃんなんだもん。」



「本当にご迷惑をお掛けしました。」



「ううん。大したこともなくて良かったわ。
何かあったんだろうけど、話すのは私にじゃないわよね。」



「え?」




そう静かに言った大下さんが、こそっと教えてくれた。




「古谷先生、ここのところ忙しくて少し仮眠をとってたんだけど、美奈ちゃんが運ばれて来てからすごく心配してずっと、朝方まで付き添ってたのよ。」



「先生が…」










< 10 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop