ビジネスおネエの長谷川君
気がつけば、もうそんな時期で。


好きだと自覚した次の日に撃沈。


俺の感情グラフがあるとしたら、びっくりするぐらい急斜面の山の形だ。


頂点から一気に落ちて、堕ちて、墜ちて。


職場でおネエキャラをやっている間は、まだいい。


キャッキャする演技だけでも、そこに引っ張られて何とかなったから。


1人になってからの落ち込みぶりといったら。


絶対荒れる、と自己防衛でやっさん達からの飲みの誘いも断っている。


しかも、よくないことに。


俺は、とんでもない発見をした。
< 122 / 198 >

この作品をシェア

pagetop