願い屋

「叶えるための可能性をやるよ。
それが俺の仕事だから。
いいか?願いはひとつだ。
もし二つ願ったり嘘をついたら…」


「ついたら…?」





彼はつばを飲み込み少し黙り込んだ。




「ねぇ?どうなるのよ…」





「…お前は天国にも地獄にもいけず、あいつの記憶からも消え、何も無かった事になる」



その瞬間、わたしの頭は真っ白になった。



…龍人の記憶から消える


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